フレームロッド使用機器の修理の実際。

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フレームロッド使用機器の修理の実際。

フレームロッド(フレームセンサー)を、立ち消え時の
安全装置として使っている機器の実際の修理を考えてみます。

フレームロッド(フレームセンサー)の基礎的な点は、
こちらで確認してください。

フレームロッド・フレームセンサー

フレームロッドは、金属の棒です。
サーモカップルのように、
熱電対などになっているわけでは、ありません。

フレームセンサー


写真の場合は、左のロッドがフレームロッドです。
これは、パイロットバーナーの炎を検知するタイプです。
後で、説明しますが炎を通った電流が、
パイロットバーナー(中央の金属の部分)を介して、
基板へと帰って行きます。


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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。

フレームロッドの解説ページを読んでいただければ、
わかったと思いますが、フレームロッドは、
炎の整流作用を利用して、炎を検知しています。
そのため、もし炎が出ない状態(電磁弁 閉)などの場合に、
フレームロッドから基板に対して電圧がかかった場合には、
センサーの経路の異常ですので、電磁弁を開こうとはしません。
エラーを表示する機械の場合でしたら、
擬似炎検知というのが、この状態です。
この場合には、フレームロッドがアースに対して直接触れている
状態ということになります。
そのため整流されない状態の電流が基板に帰っているはずです。
つまり、基板に交流の電流が帰っていった状態とも言えます。
このエラーが出た場合や、スイッチを入れたにもかかわらず、
電磁弁が開こうとしない場合や、イグナイターに
電圧が かからない場合には、フレームロッドと、
筐体への短絡を疑います。

基板から出たフレームロッドの配線は、フレームロッドに
至るまで完全に筐体と絶縁されている必要があります。
フレームロッドの取り付けられている碍子の汚れや
水分などによっても、筐体との絶縁はスポイルされます。
また、配線の水濡れなどによるリークの場合もあります。
絶縁の確認は、メガΩまで測定できるデジタルテスターでしたら、
基板側のフレームセンサーの配線を抜いて、
フレームロッド先端と筐体の導通を測定すれば可能です。
わずかでも、導通が出るようでしたら、
フレームロッドから配線の間に、絶縁不良となっている
箇所があるということです。
この場合には、測定しながら配線を揺らすなどしてみて、
確実に測定しましょう。
また、燃焼室付近の湿気により、
同様の症状が出る場合もあります。
これは、空気中の湿度が高くなって、フレームロッドと、
アース(筐体)間の距離が短い場合に、
電気が通ってしまう場合などです。
古くなった機械で冬場の早朝などに起こりやすい症状です。
アースとなるバーナーなどが錆びてきた場合などに、
起こりやすい症状です。
特に、朝だけ使用する機械の場合には、
誤動作しやすくなります。
この場合は、前日の夜に30分ほど、
燃焼をさせてやることで症状が緩和される場合もあります。
修理方法としては、絶縁部分(碍子・配線など)の
掃除・補修・交換。
アースとなる部分の錆びの除去や交換となります。

点火した後で、すぐに消えてしまう場合は、
フレームセンサーからアースに対して、
十分な電流が流れていない場合です。
この場合には、フレームロッドの汚れや、
アースとなる部分の錆などが考えられます。
フレームセンサーを使用する機器は、
点火に連続スパークを使ったものが多いのですが、
アースとなる部分は、フレームセンサーのアースとなる
部分と共用されている場合が多いので、
点火用の火花も弱くなってくることが多くあります。
この場合は、フレームセンサーと、スパークロッドに、
近い部分をヤスリなどで磨いて、
アースが鋳物バーナーなどの場合には、
バーナーと筐体の接続部も、磨いて取り付けてみましょう。
ほとんどの場合は、症状が緩和されます。
また、フレームロッド自体の汚れも掃除しましょう。

μアンペアまで計れるデジタルテスターがあれば、
配線に割り込ませて、直流電流を測れば、
フレーム電流値の測定ができます。
掃除前と、掃除後に測定してみると、
違いがわかって楽しくなります。

フレームセンサーを利用した器具は、
絶縁と導通がきちんと成り立っている必要があります。
電気の流れを、きちんと理解していれば、
フレームロッドを利用した機械の修理は簡単です。
ここまでの説明を読んでいただければわかると思いますが、
フレームロッドを利用した機器は、水濡れには、
特に弱くできています。
特に、テーブル下のオーブンなどの場合は、
フレームロッドへの配線は、下のほうになってしまいます。
床の掃除などの場合に水がかかってしまうと、
アース(筐体)との絶縁が不良となるので注意しましょう。
全自動釜めし器 などの場合は、ほとんどがアースとなる、
バーナーやバーナーヘッドの汚れで、
不着火となったり、途中消火したりしています。
これは、ふきこぼれによるものが多いようです。
また、立体炊飯器などの場合には、
ガスのメインノズルが汚れた場合に、バーナーの
炎がリフトしてしまって、フレーム検知ができなくなり、
途中消火してしまう場合もあります。
フレームロッドに当たる炎が完全にリフトしてしまうと、
アース(バーナー)に向かって電流は流れません。
この場合は、ノズルの掃除、喚吸器の調整などをして、
適切な炎で燃焼させましょう。
同様に、空気の影響を受けやすい場所のバーナーに、
フレームセンサーを利用している場合にも、注意が必要です。
種火のフレーム(炎)を検知している場合は、
種火が小さくなってしまったら、フレーム検知できなくなります。

上記のように、フレームセンサーを利用した機種の場合には、
掃除か補修によって、修理ができることが ほとんどです。
配線の絶縁とフレーム電流値の測定により、
電気の流れを読み取ることが、対処への近道でしょう。
フレームセンサーを利用した機械の修理には、
デジタルテスターが必要となります。

テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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