フェールセーフと修理の考え方

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フェールセーフと修理の考え方

厨房の器具においても、安全性の優先から、
さまざまな安全装置が導入されています。
たとえば、ガス・フライヤーを例として考えて見ましょう。
ガスフライヤーは、油の温度を一定に保つための機械です。
熱源(温度上昇の手段)として、ガスを利用しています。
もし、ガスに点火しないままガスの弁を開けてしまったら、
生ガスが充満すると、爆発してしまいます。
この危険を防ぐために、立ち消え時の安全装置が付いています。
これは、サーモカップル(熱電対)や、フレームセンサーなどです。
詳しい説明は、別項目を見てください。
サーモカップル
フレームセンサ

次に、油温の制御です。
通常は、サーモスタットで制御されています。
これは、膨張式のものが多く採用されています。
一定の温度になれば、圧力によって、ガス弁を閉じます。
この時に、もし 圧力が外に逃げていたなら。
つまり、キャピラリーが破損していた場合です。
この場合には、圧力は外に行ってしまうので、
弁を閉じることはできません。
この場合の安全装置として、ハイカットサーモや、
過昇防止装置と呼ばれる装置があります。
これらの安全装置は、フライヤーの場合でしたら、
一定以上の温度になった場合に、何らかの方法で、
ガスの経路を遮断します。
ガス弁の手前で遮断する方法もありますし、
立ち消え防止のマグネットバルブで遮断する場合もあります。
通常は、この装置も膨張式のものを使います。
そのため、万一キャピラリーなどが損傷した場合には、
この装置も働かなくなってしまいます。
それでは、安全ではないので、考えられたのが、「フェール・セーフ機構」です。
これは、もともとは航空機や自動車に、取り入れられた考え方で、
機械の不具合や、人間の人的操作の誤りがあった場合に、
装置を安全な側に導こうとする考え方です。

ハイカット(過昇防止)の多くには、このフェールセーフ機構が取り入れられています。
つまり、この装置は壊れた場合には、安全側に働きます。
ハイカット(過昇防止)のキャピラリーが損傷した場合には、
他の装置に異常がなくても、ガスは遮断されてしまうのです。

点火不良の原因を確認する上で、重要な項目になります。


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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。

テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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