オーブンとコンベクションオーブン マルゼンMCO MGRX

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オーブンと、コンベクションオーブンについて

MCOMGRX.jpg
マルゼン コンベクションオーブン『MCO』 パワークックガスレンジ『MGRX』です。
特にレンジ下にコンベクションオーブンを備えるMGRXは、よく使われています。

オーブン
扉のついた箱の中で食品全体を高温の熱で包み食品の内部まで熱を浸透させる調理機器。
単にオーブンと言う場合は、自然対流式のものを言う。
ガスレンジに装備されたものが多い。

自然対流オーブン


コンベクションオーブン
オーブンで、庫内の熱風を強制的に循環させる装置を持つもの。
これによって、大量の食材を早く処理することができる。

強制対流オーブン


コンベクションオーブンには、バーナーからの熱気を直接 庫内に循環させるものと、
ヒートパイプを利用するものがありますが、ヒートパイプを使ったものに関しては、
別の機会に見てみましょう。

器具が同じ外形寸法の場合は、庫内はコンベクションオーブンのほうが、
狭くなってしまいます。これは、モーターやファン、カバーなどが、
取り付けられるからです。
ただし、立上がり時間や、加工時間はコンベクションオーブンのほうが
早いため、連続調理の処理量は、コンベクションオーブンが優れています。
また、食材の加工法によっては、一般のオーブンでは加工が困難なものもあります。

《注意》
絵は、参考的なものです。
メーカー、型式ごとに、いろいろな方式のものがあります。

使用上の注意
必ず換気扇を回して使用する。
排気口周辺に物を置かない。
排気口が汚れたら速やかに掃除をする。
庫内は、高温になるため、汚れは早めに落とす。
掃除時に水かけはしない。
コンベクションオーブンは、庫内に水を流せる仕様のものは多くありません。
電気・ガス経路の水濡れ、汚れに注意する。

これは、ガス器具一般の注意事項と同じです。
たまには、炎の色も確認してみましょう。
赤く見えるようでしたら、吸気、排気に問題があるか、
バーナー、混合管、喚吸器の汚れや不良の場合もあります。


故障
通常のオーブンの場合は、種火つまりや、コックの固着などがほとんどです。
掃除をすることと、使用上の注意を守ることで、ほとんどの故障は防げます。
立消え時の安全装置で、サーモカップルを使っているものに関しては、
サーモカップル一般の注意を守りましょう。
『参考 サーモカップル』

また、温度制御に液膨式のサーモスタットを使っているものは、
サーモスタット不良の場合は、温度が上がり続けることがほとんどです。
同じ温度、時間で食材が、これまでより加熱されすぎる場合は、
サーモスタットの不良によって、庫内温度が上がっている場合があります。
『参考 サーモスタット』

コンベクションオーブンの場合は、ファンを回す電源が必要なことから、
炎検知にしても温度制御にしても、基板を使ったものが、ほとんどです。
炎検知には、フレームセンサが多く使われます。
『参考 フレームセンサ』

また、温度制御に関しては、電子サーモの使用がほとんどです。
センサーとしては、抵抗体(温度プローブ)か、熱電対が使われています。
『参考 温度センサ』

エラー
実際に出るエラーについて見てみましょう。
マルゼンのMCO、MGRXの過去のタイプのエラーコードです。
温度調節をダイヤル式(エンコーダ)で行う頃のものです。
ボタン式のものは、確認していません。

MCO-B MGRX-C まで。 エラーコード

1
失火
点火動作を行ったが、フレームセンサーが炎を検知できない場合です。
この機種は、ダイレクト着火のため、種火はありません。
最初に、点火を確認します。
火がついているのに、エラーが出る場合は、
フレームセンサーの汚れ、断線、碍子の汚れなどを確認しましょう。
また、ノズルのつまりや、喚吸器の開きすぎで炎がリフトしている場合もあります。
実際に火が着いていない場合には、
イグナイターが働かずに圧電動作をしていないか、比例弁が開いていないかです。
そのため、比例弁が開く音も参考になります。
あまり大きな音ではないため、二次圧検圧孔でガス圧を確認するのもひとつの方法です。
圧電ロッドの汚れの確認と、アース側の確認は、
フレームセンサーの汚れの確認と同時にやってしまいましょう。
実際に圧電の点火状態を見るには、ガスの元栓を閉じて、
イグナイターに電圧をかければ簡単に見れます。
この時に、イグナイターの一次側に適正な電圧がかかっているかどうか、
テスターで計測しておけば、不良状態を見落としにくくなります。
アースは、バーナーを通じて筐体にも通してあるため、
特にイグナイター二次側のアースに注意してください。
フレームセンサ、比例弁に異常がなければ、基板が怪しくなります。



2
温度センサ断線
温度センサは、抵抗体が使われています。
2本線ですので、接続の注意点は少ないのですが、
基板入口のコネクターが細いため、テスターで計測し難いのが難点です。

温度センサーは、機械室の基板から庫内に向かって入っています。
先端だけが、庫内に出ています。
断線とは言っても、実際には配線の断線が多いため、配線を確認しましょう。
まずは、目視確認。機械室は暗いので懐中電気などを使います。
目視で異常個所が発見できない場合は、テスタを使います。
配線のコネクターを基板から外します。
ある程度の抵抗があるのに、エラーとなる場合は、基板の不良です。
この場合は、コネクタの配線をピンなどでショートさせて、
コネクタを基板に差し込んで電源を入れてみます。
E3(温度センサー短絡)が出ないようなら、
基板の不良です。コネクタの接続は確実かどうか再度、確認は必要です。

導通がまったくない(断線状態)場合には、
配線のコネクターにテスターを当てて抵抗値を計測します。
そのままの状態で配線を手でつまんだり、揺すったりして、
抵抗値が出る場所があるようでしたら、配線のどこかで、
切れかかっている場所があるということです。
どうやっても導通が出ない場合には、センサーの近くで配線を切って、
そこで抵抗値を当たってみます。
この時に、配線をつなげられるだけの長さは残しましょう。
ここでも導通が全くないようでしたら、センサーの不良です。
配線上の断線箇所が発見できた場合は、そこの補修で問題ありませんが、
配線が細いため、きちんと補修・接続をしないと抵抗値が変わってきてしまいます。
はんだや、配線などを使って補修します。
細い より線のため圧着は、おすすめできません。
また、この配線に関しては、ネズミが齧っている場合もあります。
その場合には、何らかの対策をしないと何度も被害にあってしまいます。
これに関しては、使う方の注意も必要です。
ネズミ対策1
ネズミ対策2



3
温度センサ短絡
温度センサがどこかで短絡している場合です。
調べ方などは、ほとんどの場合と同じです。



4
基板不良
基板が不良となった状態です。
元電源(コンセント)を一度抜いて、数分間、放置した後で、
再びコンセントを差し込んで、電源を入れてみましょう。
また、本体アースがきちんと取れているか確認します。
あとは、コネクター類の配線などをチェックして、再び電源リセットです。
いろいろやってもダメな場合は、基板交換しかありません。
電源リセットなどでエラーが出なくなった場合は、
各部の動作をチェックしてから動作させます。
特に比例弁の動作に関しては確実に確認する必要があります。
直っても、その後に頻発するようでしたら、基板交換が必要でしょう。



5
擬似炎検出
点火動作を行う前に、フレーム電流が流れてしまっている場合です。
多くは、フレームセンサーとアース、筐体への短絡です。
水や、湿気による場合もあります。
水などが原因の場合には、朝や、1回目の点火時に出やすく、
点火してしまえば、症状が出なくなることが多くあります。
フレームセンサの碍子の汚れで、フレーム電流が筐体と短絡する場合もあります。
ほとんどは、掃除や配線の補修で直るのですが、
バーナーの取り外しなどが必要なため、
技術を持ったサービスマンに依頼する必要があります。


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