自己保持回路

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自己保持回路

自己保持回路は、多くの厨房機器に使われています。
過去には、自己保持回路とタイマーを組み合わせて、
限時動作させる機器も多くありました。
現在では、自己保持回路は使わなくても基板出力で、
制御する機器も増えてきましたが、この回路も基本のひとつです。

自己保持回路は、スイッチを入れてから、回路が ON の状態を保持する回路です。

自己保持001

例えば、上の図のように プッシュスイッチで制御する機器の場合に、
負荷であるランプを点灯させるには、スイッチを押し続けなければなりません。

自己保持002

スイッチから手を放すと、このように負荷に電気は流れなくなります。
プッシュボタン式のスイッチ以外のものを使えば、
このような回路なら、そのまま使えます。
通常は、こんな簡単なものに、自己保持回路は組みませんが、
基礎的なことを覚えるために、この図で説明を進めます。

プッシュボタンのスイッチは、手を離すと戻ってしまうため、
負荷であるランプに電気を流し続けることができません。
そこで、自己保持回路の登場です。



理論的には、単極のリレーを ひとつ使えば自己保持回路ができます。
ただし、この例は 負荷の電圧もコイルの電圧も同じで、
負荷の容量も小さい場合です。
実際に、この回路が組まれることは、ほとんどありません。

自己保持003

接点部を分離して書いていますが、同じ電圧でしたら、
NO の単接点で回路が組めます。
追加されたスイッチは、回路を切断するための NC のスイッチです。

自己保持004

一度、プッシュボタン式のスイッチを押せば、その後は、
接点を通じてコイルに電圧がかかり続けるため、切断するための
スイッチを押して、回路を切断しない限り、自己保持します。

自己保持005

実体的に書くと上記のような回路となります。
実際に機器で使われる場合には、タイマーを組み合わせたり、
単接点を使用せずに、複数の極の接点を持つリレーなどが使われます。
コンベアー式の食器洗浄機のコンベアーのモーターなどの回路は、
自己保持回路で組まれる場合があります。
モーター自体は三相でも制御は単相の場合が、ほとんどです。
スピードのコントロールには、インバーターが使われますが、
モーターを自己保持させる回路と、非常停止ボタンと、
巻き込み防止の安全装置などで、コンベアーを止める回路を
考えてみるといいでしょう。

コンベアーモーター

これは、例のひとつです。
他にも、自己保持回路の組み方はあります。
どんな回路になっているか、理解できるようになれば
シーケンスで制御された回路の故障診断は早くなります。


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