赤外線バーナーのガス器具の修理

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赤外線バーナー
赤外線バーナー

上火式焼物器や、下火式焼物器に多く使われている赤外線バーナーですが、
焼物器以外のガス器具にも、多く使われています。
グリドルや、フライヤーなど、食品を直接加熱せずに、
鉄板などを加熱して、その熱で食品を加熱するものもあります。
ブンゼンバーナーや、セミブンゼンバーナーと比較すると、
赤外線バーナーは特殊な燃焼をしている場合もあるので、
修理の時には悩まされる場合もあるでしょう。
赤外線バーナーの特徴を理解して、適切な処置をしましょう。

赤外線バーナーの特徴
☆ 基本的には、一次空気100%
☆ 火足が短い
☆ 赤熱しないと加熱しづらい。
☆ 向きを自由にできる。

以上のような特徴があります。
まず、他のバーナーは燃焼時に、炎口付近からも空気を取り入れる
構造のものが多いのに対して、赤外線バーナーは基本的には、
換吸器からの空気のみで燃焼させています。
そのため、上火式焼物器のように、上から下に向けての加熱が可能です。
通常のブンゼンバーナーでしたら、下向きにバーナーを置くことはできません。
次に、火足は非常に短くなっています。
赤外線バーナーの加熱方法は振動を与えることによる加熱です。

加熱と電磁波の関係

このような加熱方式ですので、赤熱しないと加熱しづらくなります。

修理の注意点

ガス種に注意
赤外線バーナーは、表面にセラミックを使っています。
通常のバーナーと違って、炎口が小さくなっているため、
ガス種の違うバーナーは適合しない場合があります。

音に注意
赤外線バーナーは、バーナーの割れや炎口の損傷で、バーナー内部に、
炎が入ると、小さな爆発音がします。
燃焼を始めてから、ある程度の時間がたってから、ボッっと音がする場合は、
表面のセラミックが割れてしまったりして、空気がバーナーの内部に、
入っている状態です。セラミックの周りの隙間を埋める材料や、
燃焼室に入る空気が原因となる場合もあります。

一次空気100%
一次空気が、燃焼に大きく影響します。
強制吸気のものは、吸気ブロワーの開度を適切にしないと、
着火できなくなったり、燃焼時に一酸化炭素が発生する原因となります。
自然吸気のものは、さらにシビアです。
ガスの噴出により、一次空気を吸うため、ガス圧力・流量・換吸器の
全ての要素を適切に合わせてやる必要があります。
二次空気に頼れないため、ガスの圧力が適正でない場合には、
一酸化炭素の発生も考えられます。
ガスの圧力が低すぎる場合にも、一酸化炭素の発生原因となるため、
調整には、まずガス圧力を確認するほうがいいでしょう。

ノズルの向き
これは、他の燃焼方式でも同じですが、ノズルの向きも、
燃焼に影響してきます。
特に細長く作られたバーナーの場合には、混合管の長さが十分でない場合には、
手前と奥の燃焼が違ってきます。
基本的には、ノズルは真直ぐに取り付けられているはずですが、
本体の加工によって、若干向きが変わっている場合もあります。
特に、自然吸気の場合は注意してください。

火足が短い
赤外線バーナーは火足が短いのも特徴です。
これは、点火・炎検知に関して他のバーナーとは違う注意が必要になります。
ダイレクト着火が多くなっていますが、セラミックに電気を飛ばすことはできないので、
アース側の確実な取り付けが必要です。汚れにも注意しましょう。
赤外線バーナー用FL
圧電とフレームロッドが一体となったプラグです。
アースは、フレームセンサーのアースも兼ねています。
汚れてくると、点火不良・炎検知不良が起きます。
赤外線バーナーで使う、フレームロッドや圧電ロッド、アースの棒は、
常に遠赤外線が当たっているため、弱くなっていることが多くあります。
フレームロッドは、通常のバーナーで使われているものは、
掃除さえすれば、碍子が割れて絶縁不良となる以外は半永久的に使えますが、
赤外線バーナーで使われたものは、掃除の時に折れやすいので注意が必要です。
特に長い、フレームロッドは、よく折れます。
火足が短いため、フレームロッド・圧電ロッドとも、
位置が適切である必要があります。
また、アースとフレームロッドが近いため、上部の鉄板の錆などが
落ちてくると、擬似炎を検知しやすくなります。
グリドルなど、燃焼室が密閉式の燃焼に近いものの場合は、排気の流れによって、
冷えている時と、温度が上がっている時で点火の状態が変わってしまうものも
あります。ガス種によっても、変わる場合があるので注意しましょう。
冷えている時には、100%点火できるが、再点火時に点火できない症状は、
炎口から噴出するガスが排気の流れに影響されていると考えられます。
複数のバーナーがひとつの燃焼室で別々に温度制御されている場合には、
特に、この現象が起きやすくなります。

特殊な点火方式・炎検知方式もある
最近は、少なくなってきましたが、点火にヒーターを利用していものもあります。
このヒーターも掃除しようとすると、折れやすくなっています。
また、サーモカップルやフレームセンさー以外に、赤外線を使った炎検知や、
熱の抵抗を使った炎検知が使われている場合もあります。
これらに関しては、使用例も少ないため、説明は省略します。

赤外線バーナーは、慣れていないと修理に苦労する場合があります。
特徴を考えて適切に処置をしましょう。
慣れないうちは、ガス圧と、一酸化炭素と、フレーム電流の測定をしながら、
作業を進めていけば、特徴が見えてくると思います。
慣れた場合にも、作業の終了時には、燃焼時の一酸化炭素濃度の
測定をする習慣をつけておきましょう。


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