電気とテスターの使い方 その16

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前回までに引き続き、電気とテスターの使い方です。
厨房機器に関しては、修理とはいっても、あまり奥まで踏み込んだ修理をすることはありません。
悪くなった部品を特定して交換するといったところです。
ただし、本当に悪い部品を特定したり、正しく交換したり、できるだけ故障の再発に努めるためには多少の知識は必要となります。

電気の流れは目で見ることができません。
テスターを使えば測定できるものなのですが、正しい使い方を知っていないと、無駄に長い時間がかかったり判断を誤ることとなってしまいます。
DMM(デジタルマルチテスター)は、多くのものを計測できますが、その機能の半分も使っていない人が多いこともあります。
電気の流れと回路を予測できれば、テスターは、とても役に立つものとなります。

電気とテスターの使い方は、今回で最後です。
10回程度で終わらせる予定だったのが、少し長くなったので重複しているところも多くあります。
でも、繰り返しやってみることで、間違えも少なくなるでしょう。
また、実際に測定する対象は、100Vや200Vといった大きな値になることも多くありますが、練習は危険のない小さな電圧のもので行ったほうがいいでしょう。大きな電圧などを測定する場合にもレンジを変えればいいだけです。


最近、100円ショップで販売されているもので、いろいろとおもしろいものがあるので、つい買ってきてしまいます。
分解して、壊してしまっても、そんなに損失は大きくないですし、こうやってブログの記事にして楽しむこともできます。


P1150783.jpg

今回は、ブザー付LEDライトを発見しました。
LEDライトは、多くありますが、ブザーのついたものはあまりありません。
中はどうなっているのか、どのぐらいの電圧が使われているのか興味津々です。


P1150784.jpg

使用方法を確認すると、ライトとブザーは別々のスイッチで制御されています。
電池は、LR44×3となっています。
LR44の最初の「L」は、1.5Vをあらわしています。
直列に接続されていると思われるので、電圧は、4.5Vでしょう。
並列につないで、1.5Vだと、LEDを光らせることは困難です。


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説明と電池の電圧から予測して、この商品の回路をあらかじめブレッドボード上で作ってみました。
LEDは、スイッチのボタンを押すt点灯、もう一度押すと消灯、ブザーは、スイッチのボタンを押している間だけ音が出る回路です。LEDは、大きくないので電流制限されているような気がしてLEDに対して直列に抵抗を入れました。ここで使っている抵抗は、120Ω(オーム)です。

P1150787.jpg

P1150789.jpg


説明書をよく読んでみると、LEDもブザーもスイッチを押している間しか動作しないことがわかりました。
そこで回路の組みなおしです。
LEDのマイナス側のジャンパー線を差し込むスペースがなかったので、直列で2本使ってマイナス側に接続しています。


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P1150791.jpg

LEDもブザーも、それぞれSW(スイッチ)を押している時だけ動作する回路に変更しました。
下の写真では、音も出ているのですが、写真では伝わりません。


P1150792.jpg

P1150794.jpg


実際に商品で確認してみると、白いボタンを押している時だけ、LEDが点灯、赤いボタンを押している時だけブザーが鳴りました。プッシュボタンスイッチです。

実際の機器の回路を確認してみましょう


P1150796.jpg

ケースを開いてみると、電池と基板が入っていました。
おそらく、ブザーの音量のためでしょう。


P1150797.jpg

電池の電圧の測定です。
1.5V×3は、4.5Vなので、測定値は正しいと思われます。


P1150798.jpg

基板を引き出してみると、LEDもブザーも基板につながっています。

P1150799.jpg

LEDに印加される電圧を測定しています。
3.2Vですので、ブレッドボード上の回路と同じように電流制限されています。
制限がなければ、4.5V程度の電圧となります


P1150802.jpg

ブレッドボードのLEDに印加される電圧の測定です。
測定の時には、LEDを点灯させて計測します



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この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
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ジャンル : 就職・お仕事

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