電気コンロの修理

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電気コンロの修理

電気コンロの修理をまとめてみました。
単純な故障で、修理も難しくはありませんが、
修理の経験が浅い方には参考になると思います。
慣れている方には、退屈な内容かもしれませんが、
見落としているポイントがあるかもしれませんので、
読んでいただければ幸いです。

卓上電気コンロ


電気コンロ
厨房器具の分類では、熱調理器→レンジに含まれます。
熱源に電気を使ったものですが、
電磁を使った電磁調理器については、別の機会にまわします。

使用する点の注意としては、
電気を利用している器具ですから水をかけないように。
掃除する場合も、水には注意しましょう。
機械的に、火力を調整しているものが多いため、
他の電気器具と比べると、スイッチとなの部分に、
大きな電流が流れています。
ツマミを中途半端な位置で止めたり、
回らない方向に無理に回そうとすると、
機械に悪い影響を与えますので注意してください。
単相100Vの機種は、通常のコンセントに差し込めますが、
一口の電気コンロでも、コンセントの容量いっぱいの
消費電力のものが多くなっています。
コンセントの共用やタコ足配線は、火災等の危険もあります。
特に、追加で買われて使う場合に注意をしてください。

ヒーターに関しては、機種ごとに形状や、
お手入れの方法が違ってきます。
こちらに関しては、取扱説明書などを参考にしてください。


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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。

卓上電気テーブルコンロの修理

異臭がして、その後発熱しなくなったとの事でした。
単相100V、コンセントプラグで接続する機種でした。
配線が切れていることも考えられるので、
コンセントから本体間の絶縁を確認して、
次に、コンセントプラグ間の抵抗を、
スイッチを操作しながら測定します。
スイッチがスムーズに回らないことと、
コンセントプラグ間の導通がないことから、
本体の天坂を外して、中を確認しました。

電気コンロ破損部分


開けたばかりの時は、カムのついたスイッチは、
とりあえず、まだくっついていた状態でしたが、
接点の部分で焼けてしまっていたため、
スイッチのツマミをどこに回しても、
ヒーター側には電気が流れない状態でした。

電気コンロ配線


単相100Vの機械ですから、入りは2本です。
カムになったスイッチから出る側で、4本の配線があります。
スイッチの交換と、配線の補修は必要ですが、
ヒーターに不具合が合った場合は、二度手間になります。
ヒーターの断線を調べようとしました。

卓上電気こんろヒーター


機械に貼ってあった銘板を確認すると、
1φ100V 1.5KW となっています。
計算すると、1500W÷100V=15A ですので、
15Aの電流が流れることになります。
100Vで、15Aを流すためには、100V÷15A=約6.7Ω
カムのスイッチが、ツマミを回した時に、
接点のどこが接続する確認できる状態ではなかったので、
ヒーターの線間の抵抗を測ってみました。
ヒーターからは、配線が4本出ているので、
中に2本のヒーターが独立して入っているのかと思ったのですが、
4本の配線すべての間に、微妙に抵抗値は違いますが、導通がありました。
4本への流し方を変えることで、発熱量を変えるタイプの
ヒーターだったようです。
少し乱暴な考え方ですが、この中に、約6.7Ωの抵抗になる
組み合わせがあれば、それが最大の発熱量なので、
おそらくヒーターは断線していないだろうと考えて、
組み合わせをしてくと、ヒーターの上の2本をひとつにして、
次に下の2本をひとつにした状態で、約6.7Ωの抵抗値となりました。
ヒーター単体での絶縁を測定した後で電圧をかけて、
電流を測ってみても、約15Aが出力されました。
おそらく、ヒーターは問題ないだろうということで、
カムになったスイッチと、割れかけていたツマミを発注しました。

後で調べてみたのですが、ヒーターには、『EGO』と書かれていました。
サーモスタットなどで、よく見かけるメーカーです。
EGO
ヒーターについて詳しいことは、わからなかったのですが、
スイッチについても記述があって、
スイッチが6段制御になっていることがわかりました。

機械的にカムを操作するスイッチでは、
かなり多い組み合わせになっています。
実は、いろいろなメーカーが電気コンロを出していますが、
小型の電気コンロの場合は、このスイッチと、
このヒーターの組み合わせが多いようです。

部品が届いたので、修理にかかりました。

カムスイッチ卓上電気こんろ


発注したスイッチです。
回路図がないので、配線は元のスイッチを参考にして、
行っていきます。

焼けた差込端子


一部、差込端子が焼けて変色していました。
差込端子が焼けている場合は、交換したほうが無難です。
接続されていた配線も確認しましょう。
保護用のビニールや配線が他より固くなっている場合は、
そこで細くなって抵抗が大きくなっている可能性があります。

電気ヒータからスイッチの配線の抵抗


配線自体の抵抗が出ていないか、測定しています。
抵抗が大きい配線は変えてしまったほうが無難です。
使用する用途にあった配線を使いましょう。
電熱器具へ接続する配線は熱で溶けてはまずいので、
電熱用コードを使わなければなりません。
太さにも注意しましょう。

配線はんだあげ


差込端子などに、より線を圧着する場合には、
配線に合うサイズのものを使用します。
大きな電流が流れるところは、確実に接続したいものです。
配線のむいた部分を、ハンダで仕上げてから圧着すれば、
ベタ-です。

配線はんだ仕上げ


差込端子と配線の間で細くなって抵抗が出たら、
長時間の使用の間に不具合が出る場合があります。
できれば、端子と配線は圧着のみではなく、
ハンダをたらしておけば、安心です。

差込端子のアジャスト


端子を差し込んだ後で、ハンダをたらせる場合はいいのですが、
このスイッチのように、後からハンダをたらすのが困難な場合は、
差込端子を少しきついぐらいにして差し込んだほうがいいです。
ここで抵抗を作ってしまうと、早い内に再修理となる可能性があります。
すべての配線を終えた後で、結束バンドなどを利用して、
1線づつに負担がかからないように考えて結束しましょう。

電気コンロ総電流測定


配線などが終わって、絶縁等の確認をしたら、試運転です。
スイッチを回して電流値などを測ってみましょう。
規定の電流が流れているかどうか確認しましょう。
規定以上に電流が流れている場合は、
配線のどこかに、抵抗となる部分があるかもしれません。
よく確認してください。
配線は、熱を持つと、どんどん抵抗値が上がってしまいます。
せっかく部品交換をしても、詰めが甘いと、
また、同じような修理が発生してしまいます。

ここまで終われば、配線の保護や結束を元にもどして、
元の通りに組み上げれば修理完了です。
念のために、組んだ後でも、1度試運転をしましょう。




修理の状況は、一部づつを取り上げて写真にしています。
今回の修理では、ほとんどの差込端子を交換して、
配線の劣化した部分は、すべて補修していますので、
そこそこの時間がかかっています。
器具の修理では、スイッチが悪い場合には、
スイッチのみの交換で配線などは、多少焼けていても、
そのまま何もせずに交換されている例が散見されます。
交換直後は、問題なく動作するため、
修理完了とされているのだと思いますが、
例えば、1年後に同じ場所の不具合が出ることは、
珍しい例では、ありません。
できるだけ元の状態(新品の状態)に戻す事を
心がけて修理に臨めば再修理は減少します。

今回、修理したコンロのヒーターの動作電流について、
詳しく知りたい方は、『EGO』のHPで調べてみてください。

EGO

テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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