食器洗浄機 2 電気貯湯タンク

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食器洗浄機 2 電気貯湯タンク

食器洗浄機のすすぎ用タンクです。
貯湯タンクと呼ばれたり、ブースターと呼ばれたりします。
熱源は、ガス、電気、蒸気などがありますが、
熱現以外に関しては,大きな違いはありません。
すすぎ用タンクは、すすぎ用の湯をポンプの吸い込みに
間に合うように一時的に貯めるとともに、
湯温を一定以上に保つ、または昇温させるタンクです。
単体のすすぎ用タンクを確認する機会がありましたので、
じっくりと確認してみましょう。

貯湯タンク1


外装を外した状態です。

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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。



貯湯タンク前面1


貯湯タンク(ブースター)を正面から見たところです。
右下に一次側の給湯を接続します。
接続された湯は、右のフレキ管を通って電磁弁までつながっています。

貯湯タンク上から1


上ふたを外して、上からみたところです。
電磁弁から伸びているステンレスの管を通して給湯されます。
下から立ち上がっているステンレス管は、
手前がオーバーフロー、奥がポンプに向かう出湯口です。
ポンプの吸い込みが、出湯口より低くないと、
ポンプがエアーをかんでしまいます。
別置の貯湯タンクを使う場合は注意が必要です。
別の機会で説明しますが、ラインポンプ(循環ポンプ)は、
吸い込む力はありません。
スムースに吸い込めるようにしてやりましょう。

貯湯タンク給湯中


このように、ステンレス管を通って給湯されます。
出湯口の下にパンチング板を置いてあるのは、
給湯した湯の勢いで、フロートスイッチが、
上下するのを防ぐためでしょう。
よく考えられています。
パンチングの下のステンレス板は、手前に向けて折り曲げ
られています。出湯口に冷たいままの湯が入るのを
防ぐための対処だと思います。

貯湯タンク電磁弁本体


給湯用電磁弁貯湯タンク


貯湯タンクへの電磁弁と、出湯口へ続く様子です。
メーカーでは、ウォーターバルブと呼んでいます。

貯湯タンクフロートスイッチ


フロートスイッチが見えます。
手前のフロートスイッチが給湯用のフロートスイッチです。
このフロートスイッチが下にある間は給湯して、
上に上がると電磁弁への電気の供給を止めます。
中央のフロートスイッチは、溢水検知用ですが、
単体で使うには関係ないので、説明は割愛します。
奥の下の方にあるフロートスイッチは、
ヒーターの保護用のフロートスイッチになっています。
このフロートスイッチが下がってしまうと、
ヒーターへの通電をやめて、空炊きを防止します。

貯湯タンクヒーター


オーバーフローの配管のまわりのU字型のものがヒーターです。

6A貯湯タンク


電気容量のほとんどはヒーターです。
単相100V 6A ですから、600Wのヒーターです。
ヒーターの抵抗値は、約16.7Ωでしょう。

貯湯タンクフロートスイッチ分解中


貯湯タンクで壊れる可能性があるものは、フロートスイッチ、
リレー、電磁弁、ヒーターぐらいです。
ヒーターは、先程のように数値を計算すれば、
良否の判定は簡単です。
漏電も、ヒーターの場合は調べるのは難しくないでしょう。
フロートスイッチは、スケールなどで汚れる場合があります。
Eリングか、Cリングなどで、浮き子を止めていますので、
これを外せば簡単に分解できます。
中の構造については、近接スイッチのページを参照してください。

近接スイッチ

貯湯タンクフロートスイッチ分解したところ


スケールなどがついて汚れた場合は、
このように分解して掃除すれば、直ります。
浮き子は、上下を反対にすると接点が反対になってしまいます。
向きを間違えないように注意しましょう。
また、掃除したあとは、テスターで導通を測ってみましょう。
ほとんど抵抗なくON-OFF するようでしたら問題ありません。
稀に、フロートスイッチから漏電することがあります。
この場合は、内部の配線に水が入っていることが多いので、
完全に2線間が完全にOFFしないことが多いようです。

貯湯タンク電磁弁電圧測定中


電磁弁に関しては、電圧がかかっているにもかかわらず
開かない場合や、電圧がかかっていないのに、
給湯される場合には、電磁弁の不良です。
電磁弁への電圧を確認すれば良否の判定は簡単ですね。

貯湯タンク過昇防止装置


タンクの下の方に、過昇防止装置があります。
バイメタル式のサーモスタットです。
リセットボタンのあるタイプと、自動復帰のタイプがあります。
過昇防止、サーモスタットの2線間の導通を測って、
タンクが冷えていても導通がないようでしたら、
バイメタルサーモの不良です。
本体前面にブレーカー(ELB)と、サーモスタットがあります。
これも、端子間で導通を測定すれば、
良否の判定は簡単です。

貯湯タンク回路1-1


ついでに回路図を撮影しました。
下の方については、信号の出せる洗浄機に接続する場合ですので、
単体で利用する場合はあまり関係ありません。

補足

熱量の計算もしてみましょう。
これは、ジュールの法則です。

電流の発熱作用です。
電流によって毎秒発生する熱量は、電流(I)の2乗と
抵抗の値(R)の積に比例する。

この式より、この貯湯タンクの発熱量は、
熱量(H)= 17×6×6=612(J<ジュール>)となります。

1gの水を1℃温度を上げるために必要な熱量は、4.2(J)です。
1J=1Wsの関係にあります。

よって 612÷4.2=145  1秒間に145gの水を1℃ 昇温させる能力がある計算になります。
このタンクの容量は15L程度と思われます。
1秒で145gの水を1℃昇温させられるので、
15㍑の水を1℃昇温させるには約103秒かかります。
10℃昇温させるには、103×10÷60=約17 
約17分で10℃水温を上昇させることになります。
すすぎ1回当りに使う湯の量と、洗浄回数を合わせて、
考えなければなりませんが、この貯湯タンクには、
ある程度、高温の給湯が必要になってきます。


テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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