ゆで麺器などに使われるバーナー (火口連立式バーナー)

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ゆで麺器などに使われるバーナー
    (火口連立式バーナー)


つくし内輪全開燃焼中2


ゆで麺器などに使われる「つくしバーナー」とも呼ばれる、
火口連立式バーナーです。

高火力のバーナーです。
使用上の注意と、修理上の注意などを簡単に考えてみます。




ゆで麺器や、フライヤー、蒸し器、回転釜などの液体を加熱する
器具の取扱として、必ず槽に液体が入っているかどうか
確認しましょう。
うっかりとした空炊きは、機械の寿命を大幅に縮めたり、
事故につながる恐れもあります。
空焚きをしない!
大切なことですので、確認しておきましょう。
特に、修理後の試運転時には注意しましょう。
修理が終わって、ガス漏れなどのチェックも終わって、
気を抜いてしまうと、つい槽内のことを忘れます。
液体を加熱する機械を修理する場合は、
修理に取り掛かる時点で、槽内に液体を入れておくようにすれば
空焚きをしないですみます。

また、使用される方も、空焚きをしないように、点火前に
必ず槽内や、水位を確認するクセをつけましょう。

火口連立式バーナー
「つくしバーナー」とも呼ばれます。
基本的には、火力の強いバーナーです。
燃焼に必要な空気も多くなります。
中華レンジ、ゆで麺器、うどん釜 などで多く使われます。
同じ方式でも、若干火力が弱いものは、
回転釜、フライヤー、などでも使われています。
ガスを熱源とする食器消毒保管庫などにも、
このタイプのバーナーが使われていることもあります。

内輪全開燃焼中1


これは、内輪の4本のみを燃焼させている様子です。
この手のバーナーは、空気の吸込みは、ガスのノズルから、
ガスが出て行く勢いによって決まってきます。
そのため、コックを絞って使うと、
燃焼に必要な一次空気が不足します。

バーナー内輪半開赤火


コックを半分絞って、他は上の写真と、
ほぼ同じ条件で燃焼させています。
イエローチップの発生がわかります。
この状態で使用すると排気筒や、燃焼室に煤が発生して、
吸排気の不良を引き起こします。
一酸化炭素の発生も考えられますので、注意しましょう。

バーナーの構造自体は、難しくありません。
一本一本が、バーナーとなっているため、
それぞれが、ノズルにねじ込まれています。

立上りノズル1


ノズルは、一次空気の吸込み口に近いため、
かなり汚れやすくなっています。
掃除針などで、掃除をしましょう。
掃除の時は、ノズルの穴を広げてしまわないように注意が必要です。
ドリルなどを使うと、穴が広がってしまいます。
本数が多いため面倒ですが、手作業のほうがいいでしょう。
都市ガスなどの機種の場合には、
ノズル穴が、多くなっている場合があります。
ひとつのノズルに、3つのノズル穴の場合もありますので、
よく見てから掃除する必要があります。

バーナー単体


取り外したバーナー部です。
下の方の穴が喚吸器となります。
エアー調整は、穴と穴の間にあるリングでできます。
使われる器具は、熱をこもらせるタイプのものが多いので、
吸気不足になれないように注意して、調整しましょう。
少々リフトぎみとなっても問題ないことが多いでしょう。
喚吸器の調整用のリングは、上下から締込合わせれば、
動かないようにロックできますが、
掃除の時にも、回らなくなってしまう場合があります。
つぶれない材質のものであれば、
ユニオンを回すのと同じ要領で、たたいてやれば
回ることもあります。それでも回らない場合は、
トーチなどで、炙れば、ほとんどは回ります。

喚吸器上がわアップ


上の喚吸器部のアップです。
奥に見えるパイプは、下の喚吸器部から吸った空気とガスが、
通っている通路です。
このバーナーの場合は、上側から吸込んだ空気は、
外の部分から、炎口に向かいます。
パイプの外の側は細いので、ホコリなどが詰っていないか
よく確認してみてください。

喚吸器の下閉め


喚吸器の上閉め


一次空気の調整は、写真のようにリングで穴をふさいで行います。
このようなバーナーの場合は、全開での使用が多くなります。

バーナー混合部上から


ヘッドを取り外して、上からみた様子です。
ヘッドの取外しも固いので、壊さないように注意しましょう。
写真では、少し見難いのですが、
パイプが二重になっているのが、わかります。



同じようなタイプでも、ステンレスやスチールの
プレスで作っているタイプのものは、バーナーを
分解することはできないものが多くなっています。



器具の中で燃やした場合は、写真のように、
条件がいい環境ではありませんので、
赤火などの発生が多くなりがちです。
特にカロリーの高いものは、一酸化炭素も
発生しやすくなりますので、修理完了語は、
COメーターなどを利用して、一酸化炭素量を測定しましょう。

このタイプのバーナーは中間過熱を利用していない、
火力の必要な機器によく使われます。
特に、平底のうどん釜などに、よく使われていますが、
古い機種や、改造を加えられた機械もよく見かけます。
厨房の換気がいい場合でも、赤火が消えないような場合には、
器具自体のつくりも確認してみましょう。
一次空気の不足や、炎が鍋底に近すぎる場合も、
赤火になってしまいます。



器具自体に必要な給排気口の大きさも確認するポイントです。

器具の吸気口
消費熱量1,000kcal/hあたり800mm2程度が適当と言われています。
また、吸気口はバーナーより低い位置にある必要があります。

器具の排気口
吸気口面積と同じくらいが適当と言われています。
消費熱量1,000kcal/hあたり800mm2程度です。
バーナーより高い位置にある必要があります。

器具の排気口通路
燃焼ガスは、熱膨張するため、排気口通路は、吸気口、
排気口と比較すると2倍以上の広さである必要があります。
消費熱量1,000kcal/hあたり1,600mm2以上が適当です。



器具には熱をこもらせないと、沸きが悪くなりますが、
古い機種や改造された機種では、危険なものもあります。
一酸化炭素などが発生している場合は、使用を止めて、
適切な措置を取ることが必要です。



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器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
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テーマ : 業務用厨房
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