ガス瞬間湯沸器

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ガス瞬間湯沸器

瞬間湯沸器は、厨房内への給湯設備として、
よく使われています。
最近は、事故の例も多くなっています。
据付・修理等に関しては、給湯器の大きさによって、
いろいろな資格が必要となってきています。
特に、室内への据付などに関しては、
資格についても見直されているところがありますので、
注意してください。

ガス給湯器全体の図


今回は、ガス瞬間湯沸器についての簡単な説明と、
使われている部品を確認してみます。


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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。



ガス湯沸器の分類
元止め
元止め式湯沸器  細かな説明は省略しますが、
元止めの湯沸器は、給湯配管のできない
湯沸器と考えていいでしょう。



シンクの上などに湯沸器が取り付けられていて、
湯沸器についているコックやカランで湯を出したり止めたりします。
配管をして、数箇所に湯を供給することはできませんので、
小型の機種のみとなります。また、基本的には室内に設置されます。

先止め
給湯配管ができるタイプです。
給湯器から出た給湯配管のカランを操作することで
湯を出したり止めたりします。
屋内に置かれる場合もありますが、建物等の条件が許せば、
屋外に置かれることが多くなります。
自動給湯の器具(食器洗浄機のブースタ)などで使用する場合は、
先止め式である必要があります。
厨房に関連して使われる給湯器は先止め式が多くなっています。

ガス湯沸器の号数
ガス湯沸器は、5号とか16号とかの号数で能力を表します。
1分間に1リットルの水の水温を25℃上昇させる
上記が1号の基準です。
5号の湯沸器でしたら、1分間に5リットルの水を、
25℃上昇させることができます。
または、2.5リットルの水を50℃上昇させられます。
ただし、諸所の条件によって多少の違いは出てきます。
基本的には号数が大きいほど能力は大きいと言えます。
ドアタイプの食器洗浄機で、ガスブースターをしようしている
機種の場合でしたら、単独の湯沸器で16号程度が必要になります。
厨房内の給湯のカランで使う場合は、カラン1つ当たり、
4号程度で計算すればいいでしょう。
仮に、ドアタイプの食器洗浄機1台と、
シンク5つに給湯する場合でしたら、
16+(4×5)≒36
36号で間に合いそうですが、少し余裕を見て、
40号程度の給湯設備にすれば、大丈夫でしょう。

ガス瞬間湯沸器の使用上の注意
基本的には上水道用の機器となっています。
井戸水などの地下水や温泉の湯には使用できません。
冬季には機器内の配管が凍結する怖れがあります。
取扱説明書に従って、水抜きなどの処置をしましょう。
数回点火しようとしても点火しない場合などは、
安全装置が働いている場合があります。
早めに、点検・修理を依頼しましょう。
ガス器具一般の注意ですが、換気には十分注意してください。

ガス瞬間湯沸器の構造と部品
ガス給湯器全体の図
 16号先止め式の瞬間湯沸器です。
 約10年前の機種です。
 いろいろな安全装置は、
 他の機器の修理の参考にもなります。


瞬間湯沸器配管接続口  配管の接続口です。
 器具の下についています。
 左から 湯出口 給水 ガス の配管です。
 給水口には、ストレーナー、
 出湯口には、水抜き栓がついています。


前面カバーを外したら

前面のカバーを外した図です。
塗装した部分に当たるネジは、ビニール製のワッシャを
はさんで止めています。錆に対する対策でしょう。
ネジも締まりすぎなくて、配慮されているのを感じました。
また、給水のストレーナー、出湯口の水抜き栓など、
日常のメンテナンスに必要な部分は、カバーを開けずに、
できるようになっているのも、いい点です。
業務用の厨房機器も見習って欲しい点です。

電磁弁と比例弁


配管で接続されたガスは、電磁弁2つと、比例弁1つを通って、
バーナーに接続されています。
比例弁と電磁弁2つは、一体となっています。
ガスの一次圧測定は、機器外側のガス接続口に検圧口があります。
二次圧は、写真中央上に見える検圧口で測定できます。
この器具には、詳しい説明書が同封されていましたので、
圧力調整は、簡単に行えるようになっています。
わからない場合は、触らないようにしましょう。

ガス瞬間湯沸器の電磁弁比例弁単体

電磁弁と比例弁を取り外した図です。
一体になっているため、故障の場合は
一体で交換することになるでしょう。

瞬間湯沸器の燃焼室のカバーを外した図

燃焼室のカバーを外した図です。
燃焼に必要な空気は、左下のブロワーから供給されています。
ブラストバーナーに近い構造となっているようですが、
通常のブラストバーナーとは少し違っています。
この湯沸器は、都市ガス用でしたので、
燃焼状態を見ることができませんでした。

瞬間湯沸器メインノズルとバーナー部


ノズルとバーナーへの入り口です。

瞬間湯沸器メインバーナー上から


バーナーを上から見た図です。
全体に均一に熱が回るように、
炎口を均一に並べているものと考えられます。

瞬間湯沸器の燃焼室
バーナーを取り外した状態の燃焼室です。
見え難いのですが、右上にスパークロッドと、
フレームロッドがあります。

瞬間湯沸器ブロワ他


ブロワーの回転については、風圧スイッチはついていません。
ブロワー自体で回転のパルスをひろっているようです。




瞬間湯沸器給水


給水口から給水された水は、最初に流量センサを通って、
減圧弁を通ることになっています。
写真の、黄色や赤の配線がつながっているものが流量センサです。
減圧弁と一体となっています。
配管に止められている白いものは、凍結防止用のヒーターです。
機械室内のバイメタルの温度センサーで制御されています。
凍結防止用ヒーターは、他にも給水配管の途中に取り付けされています。

ここを通りぬけた水は、内部の配管を通って、
燃焼室を通りぬけます。
バーナーの熱で、内部の配管を通りぬける間に昇温します。
そのため、瞬間湯沸器と呼ばれます。
内部の配管は、排気筒の周りも通りますし、燃焼室内も通ります。
瞬間湯沸器ヒートパイプ


写真は、燃焼室から排気筒内を見た図です。
このように、かなり高温になるところに配管しているため、
配管内に水がない状態でバーナーが燃焼してしまうと、
空焚き状態となって配管や機器の損傷につながります。
そのために、空焚き防止の措置が多くとられています。

瞬間湯沸器水温センサ


水温センサです。PTCだと思われます。
このセンサの抵抗値を演算して比例弁を制御しているようです。

瞬間湯沸器過昇防止バイメタル


配管の途中に取り付けられた過昇防止用のバイメタルです。

瞬間湯沸器温度ヒューズ


配管にガラスチューブに巻かれて取り付けられているのが、
温度ヒューズです。2本づつ、裏側にも取付られています。




瞬間湯沸器には、調整や修理のための、
わかりやすい回路図や、解説が機器内に置かれています。
電気制御の部分についても、特に難しいところはありません。
ただし、最近の機種は、ガス消費量も大きくなり、
湯の使用量の増加に伴って燃焼時間も長くなってきています。

一酸化炭素中毒などの不幸な事故を起こさないためには、
使う方への十分な説明と、機械を十分に知って、
正しく設置して正しく使ってもらう、正しい修理をする必要があります。

器具も環境も日々変化していることを考え合わせて、
いろいろな資料を確認して、事故を起こさないように注意しましょう。

テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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