燃焼基板 使用機種の故障診断

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燃焼基板 使用機種の故障診断

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ガス器具に関しても、電気制御のものに関しては、
最近のものは表示部が充実してきました。
エラーなどが、コードで表されるものが多くなって、
故障の場合の原因の診断が早くなるのは、喜ばしい点です。
ただし、燃焼用の基板を使っている機種でも、
エラーコードなどは出さないものもあります。
少し古い立体炊飯器や、ゆで麺器、その他いろいろありますが、
このような機種の場合は、基本的なことを知っていないと、
故障箇所の診断に時間がかかったり、
誤った修理をしてしまう場合もあります。
汎用の燃焼基板を例にとって、燃焼基板を使用した機種の
点火動作について、基本的な項目を見直してみましょう。


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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。



これまでのページと重複する点も多々ありますが、
再度、確認します。

燃焼基板を使用した機種
機種の特長です。汎用の燃焼基板は、国内で作られたものも、
海外で作られたものも、ほとんどが連続スパーク式のイグナイターを
備えているか、イグナイター用の電源端子を備えています。
また、炎検知は、フレームセンサー方式を利用しています。


それでは、順に確認していきましょう。

ガス元栓の確認
ガス器具の場合は当然ですが、ガスの元栓を確認します。
立体炊飯器などでは、ガスの圧力センサーを備えてある機種があり、
ガスの圧力がかからない状態では点火動作をしない機種もあります。

電源の確認
コンセントにプラグが差し込まれているか?
コンセントに電圧はかかっているか?
基本的なことですが、確認しましょう。
スイッチを入れた後で、燃焼基板自体の電源端子に
電源が来ているかどうかも確認しましょう。
汎用のものは、1φ100Vのものが、ほとんどです。
スイッチは入ったけど電気が燃焼基板に供給されない場合は、
そこまでの電源を疑う必要があります。
例を上げれば、ハイリミットや、吸気のブロワーなどです。
また、ブースターなどの場合は、水位のフロートスイッチなど、
燃焼基板に至るまでの原因を究明しましょう。



点火動作
電気は通っているけれど点火動作をしない場合。
サーモスタットなどがついている機種は、
サーモスタットの導通などを確認してください。
汎用のものは、ほとんどが ON-OFF式の
サーモスタットを利用しています。
まれに、燃焼用ブロワーのエアスイッチが入らない場合や、
水位センサーの接点が開いている場合に、基板上で
点火動作を止めている場合もあります。

擬似炎検知
上記を確認して問題がない場合は、
フレームセンサーが擬似炎を検知して、
点火動作をさせなくなっていることが、ほとんどです。
フレームセンサーについては、別のページで
説明していますので、確認してください。
擬似炎検知とは、本来 炎の中を通って通電するはずの電気が、
点火動作をさせる前から通電している状態です。
燃焼基板のフレームセンサーの端子から、フレームセンサーを
通って、炎の中を通って、本体アースを経由して、
燃焼基板に流れるのが通常の流れです。
この場合、炎には整流作用があるため、流れる電流は直流です。
擬似炎を検知している場合は、炎を通らずに返っているので、
交流の電気で返っているはずです。
簡単に言えば、基板のフレームセンサーの端子から、
炎に至るまでに、フレームロッドか、その配線が、
本体や、バーナーなどに短絡している状態です。
具体的には、フレームロッドの曲がり、
フレームロッドの碍子の汚れ、フレームロッドへの
配線の水濡れによる筐体との短絡などです。
電源を切ってから、フレームセンサーの端子を抜いて、
コードと本体の導通を取ってみれば、わかります。
絶縁の不完全な箇所があれば、導通が出ます。
ただし、MΩまで計測できるデジタルテスターでないと、
判定は難しい場合があります。
擬似炎検知の場合は、点火動作以前に失火の表示が出ることが
多くあります。基板上のパイロットランプにも注意しましょう。



上記を確認して問題がないのに点火動作をしない場合は、
再度、スイッチを入れて、イグナイターへ電圧がかかっているか
電磁弁の端子に電圧がかかっているかなどの点検です。
電圧がかかっているのに動作をしない場合は、
それぞれの部品の不良です。

電磁弁は、基本的に並列に2つつけられている場合が
多くなっています。
イグナイターに関しては、基板内にあるものは、
電圧を測りにくいのですが、外部のイグナイターへの
対応のために、端子をつけている基板もあります。



点火動作をするけれども点火しない場合
スパークもしていて、電磁弁も開いているようだけど点火しない場合。
とりあえず、チャッカマンなどで、点火を試みてみましょう。
これで点火するようでしたら、イグナイターから、
スパークロッドへの配線の不良、またはスパークロッドの、
電気の飛び先の部分の汚れなどで、火花が弱いのかもしれません。
ガスのノズルが汚れて、ガス量が極端に少ない場合も、
点火しにくい状態になります。
また、鋳物のバーナーを使っているダイレクト着火の
立体炊飯器の場合などは、スパークロッドはスパークしているのに、
バーナーの錆が著しい場合などは、スパーク自体が確認できない
場合もあります。チャッカマンなどで点火してしまうと、
炎があるためスパークが確認できるような場合もあります。
この場合は、バーナーと本体のアースの導通が不良ですので、
バーナーのスパークの当たる位置と、フレームセンサーの
当たる位置を磨くと同時に、本体に当たる位置も磨けば、
解決します。それでも弱い場合は、太めの電線の
被膜をはいで、バーナーの取り付け部のネジなどから、
本体の確実な部分に直接アースを取れば大丈夫です。
連続スパーク、フレームセンサーには、アースは
とても重要な要素
なのです。

ブロワーを使っているブラストバーナーなどの場合は、
ブロワーの窓の開度、直流の場合は、電圧など、
風が強すぎる要素も疑う必要があります。

チャッカマンで着けようとしても点火しない、
吸入空気なども確認したが、点火できない場合は、
ガスが来ていない場合が大半です。
電磁弁、比例弁、ガバナ、などガスの通路を疑います。
バーナーの汚れなど、疑う点は他にもあります。
それぞれのバーナーに関しては、別ページを
参照してください。



点火後に失火する場合
点火して、すぐに失火する場合は、フレームセンサーの
炎検知ができない状態です。
フレーム電流を測定すれば、失火させる原因は特定できます。
具体的には、フレームロッドの汚れ、アース側となる
バーナーや、アースのロッドの汚れや錆などです。
バーナーの炎が飛びすぎている場合などにも、
フレーム検知ができなくなる場合があります。
汎用の基板に関しては、フレーム電流は、0μAで、
消火するものがほとんどです。
多少でも電流が通っていれば、消火されることは
あまりありませんが、測定中に何度も1μA以下になる
場合は、炎がリフトしていたり、炎口が詰っているなど、
燃焼が不安定な要素を含んでいる場合が多いので、
燃焼状態をよく確認してください。



汎用の燃焼基板を使用した一般的な機種の故障診断でした。
温度制御に、PTCやサーモカップルを利用して機種については、
それぞれ、上記以外の要素も組み合わされている場合があります。
それらに関しては、機器ごとのエラーコードなどを
参考にしながら修理してください。

汎用の燃焼基板については、フレームセンサー用の
電源電圧は、12V~25V程度のものが多いようです。
赤外線バーナーなど火足の短いバーナーに使われるフレームセンサでは、
100Vや、200Vが、使われる場合もあります。
スイッチを入れただけで、フレームセンサーには、
電圧がかかっている場合もありますので、注意してください。

テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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