食器洗浄機 ホバート・コンベア洗浄ポンプ

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食器洗浄機 ホバート・コンベア洗浄ポンプ

ホバート・コンベアタイプの洗浄機の、
ポンプモーターを交換する機会がありました。
わかってしまえば、難しい構造ではありませんが、
日本の機械とは違った点もありますので、紹介します。

全体は撮影していないのですが、ホバートのフライトコンベアー、
2タンクのタイプです。
オプション類は、つけていないタイプです。


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《注意》
器具の取扱い、メンテナンス、修理に関しては自己責任で行ってください。
この記事は、一般的な例に基づいて記述していますが、
個々の機械に関するものではありません。
記事の利用でいかなる不利益があっても、管理者は一切の責任を負いません。



ホバートの2タンクのコンベアタイプの洗浄機は、
第1タンクがプレウォッシュ、第2タンクがウォッシュ、
そして、その後が、すすぎ(リンス)となっています。
そのため、洗剤は 第2タンクに投入します。

洗浄タンクへの給湯は、自動給湯です。
洗浄タンクの、それぞれの扉の下に近接スイッチがついていて、
扉を閉めないと、給湯も始まりません。
第2タンクから給湯を始めて、オーバーフローした湯が、
第1タンクに入ります。
洗浄タンクの扉を閉めれば、排水栓も閉まるように作られていますが、
機械的に、棒と金物でリンクさせているだけなので、
給湯に時間がかかる場合は排水栓が、きちんと閉まっているか
確認したほうがいいでしょう。
洗浄タンクの容量も大きいので、かなり時間はかかります。
1タンク当たり、100リットル近く入りそうです。
機械の中央上付近に電装箱が置かれています。
こちらに、メインスイッチがついています。
コンベアーモーターは、出口側についています。
モーターからベルトで減速機を回して、
減速された後は、チェーンで出口側の軸のスプロケットを
介して、コンベアの軸を回しています。
コンベアの速度は可変ではありません。
これは、アメリカの食品機械の基準によるものと思われます。
すすぎの水量は決まっているので、早くコンベアが回ると、
すすぎきれなくなって、洗剤の残留などの危険があるからでしょう。
フライトコンベアですので、出口側には、
リミットスイッチが ついています。
機械の出口・入口に、それぞれ ON-OFF のスイッチがついています。
洗浄タンクに水が貯まっている時に、入口か出口側の
スイッチを入れると、コンベアが回り始めます。
同時に、すすぎの電磁弁も開かれて、洗浄ポンプも回り始めます。
スイッチは、かなり大きい近接スイッチです。
内部は、ガラス管が剥き出しのスイッチの構造ですので、
近接スイッチの動作が わかりやすいでしょう。

今回は、プレウォッシュ(第1タンク)の
洗浄水が吹かなくなったとのことで修理をしました。
スイッチを入れてもポンプモーターが回らないため、
ポンプモーターの端子で電圧を測ると、
三相ともに正常に電圧は かかっていました。
モーター後ろの、モーター冷却ファンのカバーを外して、
モーターを手で回してみると、回転方向の逆側には
回るのですが、正方向側には回りませんでした。
インペラーに異物が入っているのかと考えて、
ケーシングの吸込み側のカバーを外しましたが、
異物の存在は ありませんでした。
再度、手でモーターの軸を回すと、正回転側にも回りましたが、
異音がするため、ベアリングの破損を疑いました。
ケーシングから、インペラー部を抜くのは簡単なので、
念のためにポンプを抜いて異物の有無を再度確認しましたが、
異物は発見されなかったため、ポンプモーターを交換しました。
メカニカルシールと、ベアリングのみの交換でも
よかったのですが、万一、モーターのボルトなどの
破損があったら、長い時間、機械を止めてしまうことに
なりかねませんので、モーターは交換後に
部品交換をすることにしました。

ホバートケーシング


洗浄タンク内のケーシングです。
銀色のカバーを外すと、インペラーが見えます。
ここに異物がない場合は、まず異物詰りはないでしょう。

ホバートフロートスイッチと感温部


中央付近に写っているのがフロートスイッチです。
右下らせん状に見えるのは、温度計の感温部でしょう。

ホバート排水栓


排水栓です。
オーバーフロー管になっています。

ホバート洗浄ポンプ取付図


ざっと書いた洗浄ポンプのモーターの取付図です。
モーターは、洗浄タンク外側から、対角2本のボルトで
取付られています。
2本のボルトを抜いて、別の2つの穴にボルトを
ねじ込んでいくと、本体をボルトが押して、モーターが
外れるようになっています。
取付部の Oリングと、シリコンで、
簡単には外れない場合もあります。

ホバート交換したポンプモーター


本体から抜き出したポンプモーターです。
インペラーも一体で抜けてきます。
メカニカルシールは、インペラーを外さないと見えません。

ホバートケーシング裏側


モーターを抜き出した、洗浄タンク側です。
ケーシングの内側が見えています。
ここに、ポンプモーターが差し込まれています。

ホバート交換したポンプのインペラ


抜き出したポンプのインペラです。
取付のナットは、かなり傷んでいますが、インペラは、
変形などはないようです。
ケーシング、インペラともに、かなり頑丈なつくりです。

新しいポンプモーターのインペラ


新しいポンプモーターのインペラー部です。
ケーシングに差し込む部分に、Oリングがあります。
また、本体との接続部分にも、Oリングがありますので、
交換時には、新しいものにしたほうがいいでしょう。
Oリングは、固めです。
ポンプモーターが本体にきっちりと入らない場合は、
Oリングに中性洗剤を塗るなどして滑りやすくしましょう。
ケーシング側の接続部分の内側も、きちんと掃除しましょう。
シリコンも、塗り忘れないように。

ホバート新しいポンプ装着


ホバート新しいポンプ装着1


ケーシング側がきちんと掃除されていれば、
ポンプモーターは、難なく本体に納まります。
後は、2本のボルトを、均一に締付けるだけです。

配線に関しては、同じにつなげればいいだけですので、
難しくはありませんが、線色が すべて黒ですので、
逆相には注意が必要です。
ポンプについている電装箱の中の端子台には、
12本の線が差し込み端子で接続されています。
全て線色は黒です。
電装箱の裏に配線図はありますが、
線色が同じであるため、配線を追いかけるのも面倒です。
確認して、必要なものだけを抜いて、接続しましょう。

余談ですが、メインの電装箱の中に入っている線も、
線色は、黒ばかりです。
また、この機械の場合は、第1・第2タンクの両方を、
1つのマグネットコンタクターで制御しています。
おまけに、第1タンクのポンプモーターがロックしている
状態でも、なんら安全装置は働かずに、電圧がかかっていました。
日本の機械を見慣れている者にとっては、
信じられないほど、おおらかな電気制御です。

テーマ : 業務用厨房
ジャンル : 就職・お仕事

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